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Linkshare ベストレビュアーコンテスト2007 特別賞をいただきました。ありがとうございました。

私がアトピーになったワケ5

「膠原病の疑いあり」で行なわれた血液検査の結果は、またもや異常なしでした。 膠原病が何たるものかを知らなかったサハラは、高山病と勘違いしていました。 今では笑い話になったそのことも、当時は血液検査の結果が出るまでの1週間、かなり大きな不安を抱いて過ごしました。

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その後、やっと担当医が決定しました。
担当のK医師に告げられた病名は酒さ様皮膚炎 というものでした。


「お酒を飲んだ時に顔が赤くなるでしょう。
その様子に似ているので酒さ様( しゅさよう )と言うのです」

「はぁ、そうですか。原因はなんですか?」

「う~ん、過労とストレスでしょうか、ね」

「(過労とストレス、ね…) で、治療はどのようなものですか」

「顔の赤みを落ち着かせる薬をしばらく使いましょう」


とにかく、サハラは赤くなったままの顔を治したかったのです。
病院で処方される薬になんの疑問もなく顔に塗り続けました。
会社の昼休みにトイレで薬を塗って出てくると、同僚がビックリして言いました。


「その薬、強すぎるんじゃないの? 顔色が紙のように白くなってる」
「うん大丈夫、赤いよりこっちの方がいいから・・・」


そうしてステロイドに頼りきり、悪循環に陥っていったのです。
サハラは今、ステロイドを悪い薬とは思っていません。
あの頃のサハラは、ステロイドの使い方を間違ったのです。
大学病院で出される薬に疑問を抱くことはありませんでしたし、
無知ゆえに医者に対して質問することもできませんでした。


今なら、その 酒さ様皮膚炎 の原因がステロイドの乱用によるものだと簡単に調べることができます。そうして、ステロイドを使用しない治療もあることを医者に伝えることもできるほどアトピーに対する知識を身につけました。


けれど、1990年代前半の大学病院の治療はそうではなかったのです。
すくなくとも、サハラが通ったあの大学病院は違っていました。


なによりも、あの頃のサハラは
自分の不安や精神的苦痛を伝える術を持っていませんでした。
この大きな不安と精神的苦痛が、
サハラがアトピーになった大きな原因だったのだと、今はそう思っています。

+ + +

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