アトピーのスキンケアは、ちょっとした気を使うだけで症状が楽になることがあります。石鹸やシャンプー選びに気を使うことはもちろん必要ですが、洗い方にちょっとした注意を払うと肌への過度の刺激を避けることが可能になります。
サハラが入院していた時、友人に教わったことのひとつに、シャンプーする時、使い捨ての手袋を使う、というものがありました。
使い捨て手袋
最初は「えぇ~、そこまでしなくても・・・」と正直思いました。
友人が「とにかく試してみて!」と言うので、「じゃぁ、やってみよっか・・・」という軽い気持ちでトライしてみました。
が、数日後には嬉しいビックリがありました。中々良くならなかった手指の荒れの悪化が止まったのです。
手指はいったん悪化し始めると、あれよあれよという間に悪くなってしまうのがサハラのパターンでした。止めようと思っても止まらない、そんな感じで悪化していってしまうのです。
ところが使い捨て手袋を使ってシャンプーをするようになってからは悪化が止まったのです。もちろん、一気に良くなるような魔法みたいなことは起こりません。
ちょっとした気を使ってあげると、アトピーが軽快する。サハラはその時に、ご褒美をもらったような気分になりました。家の中のあちこちに置いて愛用していたものです。
キッチン1.
マグカップを1個洗うときも、野菜を切るときも、糠床をかき回すときにも、簡単便利に愛用していました。
キッチン2.
かつお節削り器の上に置いてあります。キッチンではとにかく水を使うことが多いので、あちこちに置きました。
ダイニング
写真では分かりづらいかもしれませんが、ダイニングテーブルの下に太目のゴムでホルダーを作り、使い捨て手袋の箱を逆さまに付けてあります。これなら場所もとらず、いつでもシュッシュッとティッシュのように使えます。
乱雑すぎて写真でご紹介することはできませんが、バスルームに隣接している脱衣所にも置いてありました。洗濯を物を干す時にも使っていました。
それから、毎日おこなう洗濯ですが、洗濯物をたたむ時どうしていますか?サハラは布手袋をしてたたんでいます。素手でたたんでいた頃と比べると手が荒れなくなりました。
綿手袋
布手袋をすることは、やはりアトピーの友人から教えてもらいました。その友人のお母さんも布手袋の愛用者です。
彼女のお母さんは接客業です。きれいな手でお客様に接したいとの思いから、もう数十年も布手袋をして毎日洗濯物をたたんでいるのだそうです。(ちなみに、お母さんはアトピーではありません。)
女性の年齢を言うのは失礼かもしれないけれど、還暦を過ぎた彼女のお母さんの手は今もきれいです。お手入れの賜物ですね。
アトピーの人に限らず、手はいつもキレイでいたいものです。ちょっとしたことに気を使う、スキンケアの大きなポイントだと思います。
++ Step1 ++洗う順番を気にする
低刺激のシャンプーを選んでも、シャンプーのすすぎ残しがあると刺激の原因になることがあります。またリンスをすすいだ後、それがボディーに残って刺激の原因になることもあります。
そのような刺激を受けないためには、洗う順番がポイントです。
シャンプー → フェイス → ボディの順で洗います。
体の上から下への順番で洗えば、残留洗浄剤による刺激も軽減されます。
アトピー性皮膚炎の肌は、皮脂膜が少ない上、角質細胞にすきまができてスカスカの状態です。すきまから刺激の原因が侵入しやすく、肌のうるおいを保てない状態なので、バスタイムのあとのケアは手早くしなくてはなりません。夏場は、入浴後またすぐに汗をかいてしまうこともあります。
そのためにも、入浴後には扇風機やエアコンなどを利用して体温の上昇を防ぐと良いでしょう。
反対に冬場は部屋が乾燥していますので、肌に優しいタオルで軽く水分をとった後、バスルームの中でスキンケアすることをお奨めします。バスルームの中の適度な湿度が肌の乾燥を防いでくれます。
++ Step2 ++ 石けんやシャンプーは低刺激のものを選ぶ
塩やスクラブ、泥(クレイ)入りは避けます。また香料が強いものも肌の刺激になるので避けます。デオドラント石鹸のように、殺菌剤が含まれているものは便用しないように。
石けんやシャンプーの基本は、汚れを洗い流し、清潔を保つためのもの。洗っている時にしみたりせずに刺激がなく、すすぎやすく、肌に残りにくい洗浄料を選ぶことがポイントです。
++ Step3 ++ ゴシゴシ洗いは禁物、泡で肌を包むように洗う
肌の上でゴシゴシこすって泡立てることは刺激の原因になります。100円ショップで売っている泡立てネットなどを利用するのもいいでしょう。
ナイロンタオルやへちま、ボディーブラシなどでこするのは厳禁。スポンジも雑菌がつきやすいので、こまめに乾燥させるなど注意します。すすぎ残しには特に注意。シャワーでよく洗いながします。耳のうしろ、首やわきのした、股下などがすすぎ残しがちな部分です。
洗ったあと、最後に湯船にはいることも、すすぎ残しを防ぎます。
++ Step4 ++ 入浴剤を上手に利用する
サハラはある時期、アトピーの治療に温泉を活用していました。そう、湯治です。でも、湯治をするには時間も費用もかかってしまいます。いつでもできるわけではないんですね。
そんな時、保湿入浴剤が効果 的です。
入浴時に失われがちな肌の細胞間脂質や自然保湿因子を肌にとどめ、肌表面にはうすくオイルシールをかけてくれます。アトピー性皮膚炎のお肌はどうしても乾燥気味になりがちです。スキンケアを目的とした入浴剤を選びましょう。
長湯をすると体が温まり痒みが増してしまうことがあります。顔を水で洗ったり、シャワーの温度を下げて浴びるなど、温冷交代浴をすることもお奨めします。
温度差のある入浴を繰り返すことで、肌が鍛えられます。